年度も変わり病棟内にも新しい風が。
ある朝、館内放送で
『8時30分より全体朝礼をオコナイマス。リバビリ室へお集まりください。』
と流れた。
朝の車イスお散歩中、8時30分になってもスタッフは行かない。
仕方がない、代わりに私が行ってみよう。←?
リバビリ室は人でイッパイ。
新人スタッフが自己紹介をしてた。
端っこでコソコソしてたら、リハビリの先生に見つかってしまった。
そして途中で強制送還。
病棟へ連れ戻されてしまった。
人事異動もあったようだ(*゚▽゚*)モシカシテ!
いぢわるバリューセットが居なくなるかも!!!
だが、残念ながらセットで健在。
せめてバラバラになれば…。
祈り届かずナースコールができない日々が続く。
その日のうちに新人ナースが3人、看護師長とともに挨拶に来た。
2人は若い。20代前半。
看護士資格をとり始めての職場らしい。
もうひとりは40歳くらいのおねぇさん。
この3人が私の監視役になった。
なぜ?って、
私、いつもチョロチョロして、病棟抜け出しちゃうから(笑)
この3人に
「看護師さんは、何も言わなくてもかゆい所に手が届くように
気配り、目配り、思いやりが大事。そんなナースになって欲しいなぁ」
と、よくお話をした。
お若い2人は「はいっ!がんばります!」
と言って頑張っていた。
40くらいのおねぇさん看護師はいつもヘラヘラ笑ってた。
話し方も少し変。
会話のキャッチボールができない。
この人、ネジがすこし緩んでるのか?
1本足りないのか?
そんな感じ。
ある日、おねぇさん看護師は
ベッドに私を座らせるといきなり背中をボリボリかき始めた。
いまじゃないよ。痒いときにかいてよ!
確かに言われる前にやりなさいと言ったいったけど。
それに「痒いところに・・・」って、どストレート過ぎでしょう?
そーいう意味じゃないって。
努力はみとめるが…。
そして1ヶ月もすると差が出始めた。